8月25日(土)、関市のわかくさ・プラザで開催されている
小瀬鵜飼の漁具を紹介する特別展<鵜匠家に伝わる鵜飼用具>を見た。
特別展では小瀬鵜飼の鵜匠、岩佐昌秋氏、足立陽一郎氏の家に伝わる鵜飼用具約20点が初公開されている。
餌飼(えがい)の道具である四角形の「鵜籠」は、長良川鵜飼には見られない小瀬鵜飼独自のものである
とのこと。泊り鵜飼で使用する炊事用具一式のせんじ用具、昭和40年頃まで川原で食事をした
食事用具、鵜を運ぶための鵜籠など使いやすさを追求した用具ばかりである。
【餌飼(えがい)】10月15日に鵜飼が終わり、翌年5月11日までは休漁となる。昭和40年代まではこの休漁期間に鵜を川や池などに連れて行き、手縄を付けずに放し、自由に魚を食べさせていた。これを餌飼(えがい)と言う。餌飼には陸路で餌飼場へ向かう陸餌飼(おかえがい)と鵜舟にせんじ用具など積み込み、鵜と泊まり込みで遠方の河川まで出かける<泊り鵜飼>がある。小瀬鵜飼の場合、陸餌飼は津保川や武儀川へ出かけ、泊り鵜飼は11月下旬から翌年1月末頃まで板取川や郡上方面へ行く「上まわり餌飼」、2月初めから3月上旬まで長良川を下り、木曽川などへ行く「下まわり餌飼」が行われていた。(特別展説明より)
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