第8回 ぎふ魚食文化サロン報告(その3)

馬瀬川・和良川・飛騨川の天然ウナギをお腹いっぱい食べよう!

2012年7月14日(土) 17:30開会

会場:金山荘(下呂市金山町金山604)

ステバリ

馬瀬川、和良川、飛騨川とその支流においては昔からのうなぎ捕りといえば

「ステバリ」という漁法が一般的だ。

ステバリとは、数mの強い道糸(PE)やタコ糸の先にウナギ針を結び、糸の途中にはオモリを付ける。うなぎ針には生の魚をエサとして付ける。

この糸、針、オモリ、エサ付の一本を何本もこしらえる。

それからは夜行性のウナギを狙って夕方になると川岸の岩や石垣に差し込む<差し込み>と浅瀬や深瀬に向かって投げる<投げ込み>によって仕掛け、朝方に引き上げるというものだ。

漁期は6月~8月。

そのほか穴に潜んでいるうなぎを狙い、竹先にエサを取り付け穴に差し込んでいく<穴差し込み>と夜中に水へ潜り、ヤスで持ってウナギを突く<ウナギ突き>も行われる。

一方、竹筌(ウエ)を川底に沈めてウナギを捕る<ウナギ筌>、節を抜いた孟宗竹を川底に沈めウナギの入るのを捕える<竹筒・ツツッポ>、ウナギ鎌で川底のウナギをひっかける<ウナギ掻き>は岐阜県の場合、中濃地区の一部と南濃地区の伝統漁法である。

ステバリの場合、針の結び方、オモリの付け方から差し込み、投げ込みは人それぞれに工夫がある。

今回、下呂市火打の細江昭市さん郡上市和良町の大澤克幸さんにその仕掛けを披露してもらったが、2人とも細江流、大澤流の言えるほどに独自性が強く、特に大澤さんの仕掛けはほとんどが手作りの創作である。

ウナギ針に付けるエサとなると今はアブラメ(クソバイ)が一番多い。

アブラメのほかシマドジョウ、アジメドジョウ、ゴッチャク、アユも使用する。

細江昭市さんによるとウナギは眼でエサを察知するのではなく、ニオイで近寄るということからアブラメを生でそのまま針に刺すのではなく、アブラメを天日に程良く干すことでニオイが水の中でにじみ渡るようにするということだ。

細江昭市さんのウナギ針

細江昭市さんのウナギ捕り漁具     <火打の自宅にて>

細江流ウナギ捕りを語る細江昭市さん(金山荘にて)

細江さん使用のステバリ糸(左・央)、ウナギビク(右)

ウナギ糸とオモリの位置説明(金山荘にて)

アブラメにウナギ針を刺す位置説明(金山荘にて)

 

大澤流ウナギ捕りを語る大澤克幸さん(金山荘にて)

オリジナル大澤うなぎ仕掛け(和良町にて)

穴差し込みを説明(金山荘にて)

黄金ウナギを説明(金山荘にて)

手作りオモリを説明(金山荘にて)

 

 

 

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